法政大の弾圧、未だ続く…
実に9ヶ月ぶりの更新となってしまいました。この間仕事が決まったら5ヶ月で解雇、そしてま今月8日から新しい仕事とめまぐるしかったです。11月集会には昨年も行きましたし、茨城での裁判員制度反対集会に出るなどはしていますが、運動にはなかなか関われず、再度の失職でカンパ等もままなりませんでした。まずは自分の身を固めることからはじめようと思います。
それはそれとして…
3年前の3月に、法政大学で管理者の許可を得た立て看板以外認めないという大学当局の暴挙に抗議した法大生、および全学連委員長の織田さんが逮捕された事件がありました(http://kokekujira485-651.cocolog-nifty.com/oyaklog/2006/03/post_1b74.htmlを参照)。その弾圧以来、当局は弾圧をエスカレートし続け、先月15日から16日にかけても、警視庁公安部は法大生10人を含む11人の学生を「暴力行為等処罰法違反」をデッチ上げて逮捕しまし、この3年でなんと逮捕者107名、起訴24名、処分者12名を出す事態になっています。
延べ人数ではありますが、これだけの数の学生の表現の自由、思想信条の自由が奪われたことは驚愕に値します。しかも、先月の弾圧において逮捕の根拠となったのは、「暴力行為等処罰に関する法律」(以下「暴処法」)という法律。この第一条には「団体若ハ多衆ノ威力ヲ示シ、団体若ハ多衆ヲ仮装シテ威力ヲ示シ又ハ兇器ヲ示シ若ハ数人共同シテ」刑法を犯した者を処罰するとあります(引用部…http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E8%A1%8C%E7%82%BA%E7%AD%89%E5%87%A6%E7%BD%B0%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B)。
しかし、この「団体若は多衆」が非常に警察の都合よく運用されているのが実態なのは言うまでもありませんが、それ以上に僕が驚いたのは、この法律が施行されたのがなんと1926年、つまり大正時代に作られてそれが今も生きているということ、その成り立ちは「治安警察法」という戦前に存在した労働運動を取り締まる法律の第17条の削除に伴ったものであることです。すなわち、治安維持法、治安警察法そのものは廃止されたものの、戦前的な弾圧をいつでもできる余地が残されてしまっているということです。
これは現日本国憲法に真っ向から反する「違憲立法」であり、現憲法が施行されると同時に廃止になるべきものだったのです。それを学生運動に適用した。これが意味するのは何か…?
政府は国民に言論の自由、思想信条の自由を与えたくなくなっており、「お上に従う従順な『小国民』であればいい」という方向に大きく梶を切ったということです。それは、現憲法の改悪と戦争へと突き進む道でもあります。
何度も言いますが、こういう弾圧は中核派など「一般に評判が悪い団体」から始まっていくものです。もしこれを見過ごそうものならば、次はこれに僕たちが晒されるのです。法政大学の文化連盟のみなさんは、下記のMLからの転送の文章にありますように、どちらかといえば「右翼」の学生達。それが、「左翼」の中核派と行動を共にし、さらに昨年の11月労働者集会にも出たのです。
それは、彼らもまた「思想信条の自由が奪われる危険性」を感じ、その危機感を持って運動を続けなければならない、そのために支援するあらゆる団体・個人と連帯していかなければならないという確固たる信念を持っている証左だと、僕は思います。
いや、それ以上に僕たち一人ひとりが「周囲と異なるものの考え方」に不寛容になってしまっていることもこの弾圧の背景の一つかもしれません。何かあると「空気を読め」と連呼し、ひたすら「周囲にあわせる」ことを良しとする…こうした認識のあり方が暴処法の不条理さと違憲性にすら疑問を抱かず、「国が決めているんだから」と見過ごしてしまうことにも繋がってきているのではないでしょうか?
その「不寛容」は悲しいかな僕自身の中にも少なからずあり、特に以前の職場では「そうせざるを得ない」と思ってなかなかこうした発言ができませんでした。こうした認識を変えることは非常に困難なことでもあるのです。
なので少なくともその「不寛容」に気づき、弾圧にあっている学生を孤立させないために自分が取れる手段をとっていく人が一人でも増えれば、事態は打開の方向に向かっていくのかもしれません。
最後に、この弾圧に関する非常に有用な意見を入っているMLにて拝見しましたので、許可を頂いて当ブログにも掲載させていただきます。
〔以下転載〕
○○様
関心を持っていただき、ありがとうございます。
お返事が遅くなりました。
状況を知っている人に聞いてみました。
学部は知りませんが、場所は市ケ谷キャンパスだそうです。
関係している学生は、法政大学文化連盟(略称 文連)です。
文連は、元々は文化系サークルが加盟する連合会組織(創立1959年)でしたが、
この3年間の大学側によるなりふり構わぬ自治的組織解体攻撃により切り崩され、極度に弱体化し、今は委員長斉藤君(20歳)ほか数名~十数名で活動している任意団体のようになってしまっています。
当該の作っているサイトは以下の二つですが、主要管理者(学生)がほとんど全員逮捕されてしまい、残った学生も警察によりパソコンを押収されてしまったため、
現在はあまり更新されていないようです。
法政大学文化連盟ブログ
http://08bunren.blog25.fc2.com/
情報が膨大すぎて、全体像が掴みにくいきらいがあります。いろいろな思想の学
生が好き勝手に記事を書いているため、情熱的かつ説得力のある論文と、職員への誹
謗中傷が混在しています。また、若者特有のノリで、いたるところにギャグがふりま
かれており、しばしばひとつの記事が丸ごとおふざけのためのネタであったりします。年輩者にはやや読みにくいかもしれません。
左側の「カテゴリー」の、「委員長日記」「委員長ハンガーストライキ」などはオススメです。
法政大学文化連盟ホームページ
http://bunren.web.fc2.com/
初めて読まれる方は、まず、文化連盟の「決起要綱」などがあるこのサイトに目を通されることをお勧めします、とのことです。これも今は更新が止まっていますが、近いうちに情報をまとめたものを載せるそうです。
ほかには、
3・14法大弾圧を許さない法大生の会
http://hosei29.blog.shinobi.jp/
白系学生のブログ。写真が多くて華やか。初心者にはあまりオススメできないかもしれない。
法政大学での弾圧事件に抗議する有志一同ホーム
http://www.geocities.jp/housei_kougi/
黒系?法大での一連の大弾圧の発端となった2006年3月14日の学生29人逮捕に抗議するホームページ。
5・28~29法大弾圧救援会
http://www.geocities.co.jp/houdaikyuuenkai/
法大OBによる、法大弾圧救援会のホームページ。最初は白黒共存だったが、現在
は白色が強い。多分。
などがあるそうです。
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逮捕の日のニュースはYouTubeで見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=eCEAhylFH8A
そのほかにもYouTubeに関連ニュース動画が多く上がっています。
朝日、フジ、TBSなどのホームページにも記事が出たが、すでに流れてしまっています。
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なお、ブログ等をご覧になればすぐわかることですが、文連の学生達は現在、新左翼党派の中核派と組んで行動しています。しかしこれは彼らがもともとそうであったからではなく、大学当局との攻防の中で状況(弾圧)がきびしくなるにしたがって、一般学生も、同情的だった教員も逃げてしまい、最後まで闘おうという姿勢を共有できる人間が中核派しかいなくなってしまったためです。
現執行部三役は、実を言えば、もともとは毎年8月15日に靖国に参拝するような少年たちでした。「天皇陛下大好きです」と叫んでいる姿を去年わたしも見たことがあ
ります。
まあその是非はともかく、先入観なく様々な物ごとに関心を持ち、自分の体で体当たりして学んでいく、感受性豊かな若者達なのです。その彼らの信頼を勝ち得たのが結局中核派であったというならば、大学当局や教官達はそれを非難するよりも、信頼に値しないと値踏みされてしまった自分達の行動を悔いるべきでしょう。
また、
「法政大キャンパスでは、通りすがりの学生が文連がまいているビラを受け取っ
ただけで、職員に取り囲まれて、「学生証を見せろ」と脅される。文連のキャンパス集会を離れて見ているだけで、ビデオカメラを持った職員に撮影される。それが日常茶飯事。
2、3年ほど前、運動に好意的だった一般学生が、教授から「やつらに関わったら単位をやらない」などの嫌がらせを受けて自殺してしまった。(自殺の直接の原因は不明ではあるが、彼がその嫌がらせによって鬱病になっていたことは友人たちには知られている。)
つまり、文連を支持する層は少なからずいるが、それを表現するにはものすごい覚悟が必要ということで、その結果、表だって支援してくるのが中核派だけになったというのが事実」
と、関係者は証言しています。
〔転載終わり〕
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